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その音楽は美しいが聴く人間はきもかった:Sigur Ros "Valtari" 買った

先日飛行機の中で『おおかみこどもの雨と雪』を観てボロ泣きした後、機内エンターテインメントシステムの中にシガーロスの2012年のアルバム『Valtari』が入っているのを発見、「懐かしい、まだやってたんか」と何気に聴いてみた。そしたらば先の映画の美しい自然描写のシーンがフラッシュバックしまくるところの実に情景喚起力のあるシネマティックなアンビエントロックとなっており、朝靄に射し込む陽光に煌めく杉花粉のような美しくも陰のある儚げなメロディが泣き疲れた体に沁み渡り、頬の涙が乾いた直後の爽快感を否応なしに強く意識させられたのであった。我ながらきもい。

ところで、Amazonのレビューでもどなたかが書いていたが、このアルバムは飛行機の中で聴くと、実にいい感じに黄昏れられる。まさに天上の音楽である。またもやきもいので言い換えると、翼の王国のアナレクスタシオンである。しかしこれ聴きながら上空からの夕陽と金色に輝く雲の伽藍に目を細め、あれが涅槃や、ニルヴァーナや、などと悦に入っている自分を客観視するとどっちみちきもいことこの上ナシオンであるが、たまにはええやん、シガーロス。他のアルバムもAmazonで1000円切ってたりするので、買ってみようかと思量する今日この頃、今年5月に来日もするとのことで調べてみたら7,800円もして萎えた。

 

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