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【39mm以下】小さめのダイバーズ/防水性能200m以上の腕時計まとめ8本(2万円~100万円)

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時計コレクションにはやはり、200 m防水(20気圧)以上のダイバーズ・ウォッチが1本は欲しいものです。

ダイバーズ・ウォッチとは

通常より耐水性能を強化させた腕時計のうち、特に潜水作業で高水圧にさらされる環境において着用されるものをいう。潜水時計の規格として、国際的にはISO 6425:1996、日本ではJIS B 7023:1993 において定義付けられ、要求事項が規定されている。

ダイバーズウォッチ - Wikipedia より引用

***

はい、持ってません。

なぜか。

最近だいたいでかいから。でかすぎるから。

でかいことに理由があるのはわかります。

ダイビングスーツの上からでも着用できたり、潜水の経過時間を読み取りやすいようにするためということもあるでしょう。

また、単純にファッション・アイテムとして、日焼けしたごっつい腕に、回転ベゼル付のごっついダイバーズ・ウォッチは、男らしくてかっこいいでしょうし、マーケティング的にも、でかいのが好きな人の方が、小さめのが好きな人より多いのでしょう。

しかし残念ながら42 mmの時計とか、細腕の私には似合わない。

ただ、私は海には滅多に行きませんが、プールは結構行きます。

となると「お前ダイビングウォッチ別にいらんやろ、すでに持ってる100 m防水でもプールなら問題ないやろ」と、常識的な考えが頭をもたげますが、やはり200 m防水という安心感みたいなものがほしい。

腕に時計つけたまま、思うがままに、じゃっぽんじゃっぽんしてみたい。

というわけで、ダイバーズ時計というよりも、200 m以上の防水性能を持つ直径39 mm以下の時計を求めて、ここ1年くらい探して調べて悩みまくった結果としての、現在の個人的な購入候補8本を順不同で紹介します。

私と同じように、小さめで防水性能の高い腕時計を求める方の御参考になれば幸いです。

1. SEIKO SKX013


Seiko SKX013 [REVIEW] The BEST Dive Watch For Small Wrist!

直径:38 mm

厚さ:13 mm

防水性:200 m

機械:SEIKO 7S26(自社製 自動巻き)

販売価格:2~3万円

一本目はド定番。やっぱり費用を抑える意味でもこれにすべきかと、ずっと候補に残り続けている一本

もちろん日本でも買えますが、元は海外市場向けモデルで、こちらシンガポールでも何度か付けているひとを見かけたことがあります。

しかし、ケースなど外観の仕上げは値段相応という感じ。それと厚みが気になる。径が小さめのため、この厚みは腕からの出っ張り感がすごい強調されました。

近々ディスコン(製造中止)になる予感もするため、いずれにせよコレクションには加えるべきか迷い続けてはや数年。

セイコーが新しいPROSPEXシリーズで38mm以下を出してくれることを期待しつつ、あと1年は考えると思います。

2. Oris Aquis Date 36


Oris Aquis Date Ladies Luxury Watch - Eve's Watch

直径:36 mm

厚さ:12 mm

防水性:30気圧(300 m)

機械:Oris 733(社外製セリタ 自動巻き SW 200-1ベース)

販売価格:12~15万円

オリスのアクイスは、最もエレガントなダイバーズ時計のひとつと言えましょう。ダークブルーのサンレイ文字板と、つるつるてかてかのベゼルと相まって、スポーティな雰囲気とドレッシーな雰囲気が同居しています。

36 mmバージョンは完全にレディースとして売られていますが、36mmはクラシカルなサイズとして男性でもぜんぜん問題ないはずです。

しかし、このアクイス 36mmを実際に腕に載せてみると、小さいのにぷくっとした形、つるつるのベゼルのせいか、妙にフェミニンな雰囲気になったのは事実です。

今年(2018)、39.5 mmバージョンも出たので今度実物を見てみようと思います。

3. Tudor Black Bay 58


TUDOR BLACK BAY 58 - Hands On Review | Horology House

直径:39 mm

厚さ:10.9 mm

防水性:200 m

機械:MT5402(自社製 自動巻き)

販売価格:30~35万円

今年(2018)のバーゼルワールドで発表された、Black Bay 58は、最近流行りのヴィンテージ・インスパイアード時計の中でも白眉のかっこよさと個人的に思います。

ブラックとゴールドを基調に、アクセントの赤色が実に男前です。

ダイバーズ・ウォッチの原型に忠実でありながら、ロレックス サブマリーナの単なるオマージュに陥らずに、独自の魅力を否応なく発散しています。

さらにムーブメントはチュードルの自社製となり、40 mmを切る大きさだけでなく、11 mmを切る薄さを実現

時計が分厚いと、39mmでもかなり大きく見えるので、この薄さは極めて魅力的です。

パワーリザーブ70時間というのも高性能。

ただ、リベットブレス(ブレスレットをかしめるピンがぷくっと出っ張って目立つやつ)が個人的にあまり好きではないのと、青文字盤の時計が一個は欲しいなぁ、と思いつつもやっぱりどう見ても最高にかっこいいので、候補リストの中で優先順位がやたらと上下している時計です。

4. Nomos Ahoi 36


Nomos Glashutte Ahoi Atlantik Watch review

直径:36 mm

厚さ:9.6 mm

防水性:20気圧(200 m)

機械:DUW 3001(自社製 自動巻き)

販売価格:40万円

ノモスファンとしては、これで決まりやん、と心の中で何度もつぶやきました。

アイコニックな名作『タンジェント』と基本的には同じ文字盤デザインと、直線の組み合わせで構成されたケースは、"物体"として実に美しい。

さらに、新型の自社製自動巻きムーブメントDUW 3001を鑑賞できるクリスタルバックでありながら、ねじ込み式リューズを採用して200 m防水を確保

リューズガードとナイロンのベルトがスポーティな印象を添えています。

36 mmというパーフェクトな大きさといい、10 mmを切る厚さといい、正直私の好みドンピシャなのですが、値段がやたら高いということと、すでに持っている同じくノモスの『クラブ キャンパス』(10気圧防水)でもプールでの水泳には問題ないという事実が購入を躊躇わせています。

また、どう見ても上の動画のダークブルーが渋いのですが、明るい水色バージョンも、おっさんにはどうなん? という視点はさておき、ほかの時計にはない最高の爽やかさが眩しすぎて、決めきれません。

 

5. Sinn 556.I.B


On the Wrist, from off the Cuff: Sinn – 556 I B, Blue Dial Pilot's Watch

直径:38.5mm

厚さ:11mm

防水性:20気圧(200 m)

機械:ETA2824-2(社外製 自動巻き)

価格:15~20万円

これもノモス・アホイと同じく、ダイバーズ時計ではありませんが、ついつい「質実剛健」という言葉を使ってしまいたくなる、ドイツ製 20気圧防水のSinn 556.I.B。

この青い文字板のものよりも、いかにも「ドイツ的」なマット・ブラックの文字盤にぶっとくて白いペイントインデックスの556.Mが正直一番かっこいいと思いますが、黒文字盤の気に入った時計を他に持っているため、青文字盤じゃないと買ってもあまりつけないかなーという感じで、Sinn 556 I.B.が候補に入っています。

ごっついイメージですが、38mmという絶妙な大きさで、なにより比較的薄めというところに惹かれます。

ムーブメントはETA2824-2で、全面ブラッシュ加工の見た目通り、ガシガシ使って傷がついてもそれもまた味になりそうな無骨さがたまりません

どっちかと言えば、やはりノモス アホイの方が正直好みですが、値段の差が大きくこれまた決められません。

6. Maen Hudson 38 Automatic Date - Midnight Blue


The Hudson by Maen - Coming Soon to Kickstarter!

※上の動画はブラック・バージョン。ブルーの方がデザインはより洗練されたように見える

直径:38 mm

厚さ:12 mm

防水性:200 m(ケース背面をクリスタルにした場合は100 m防水)

機械:ETA2824-2(社外製 自動巻き)

価格:約5万円+

ターゲットを、社外ムーブメントを使う新興/マイクロブランドにまで広げれば、選択肢は少し広がります。例えば、SteinhartやChristopher Wardなども、たしか38mmくらいものを出していますが、あまりにもロレックス・サブマリーナに見た目を寄せすぎていて、オリジナリティに欠けるように感じてしまいます。

そうした中で、このMaenという、たしか今流行のクラウドファンディング的なアレでできたブランドのHudsonのブルー文字盤のものは、選択肢に入りました。

直径38mmで、多分1mmは膨らんだ風防を含めて12mm。

歴史性は皆無ですが、見た目すっきりしていてフツーにかっこよく、時計好きが自分の理想的な外観をデザインした感が出ています(個性がないとも言える?)。

外観はセイコー SKX013よりも洗練されているし、価格も低めなので、一時期オンライン注文しそうになりましたが、機械式時計を所有することの満足感には、それのもつ歴史性の有無が大きなウェイトを占めることはこれ確実で、すぐ飽きるかもと思って注文は保留しています。

また、この記事を書き始めてから気づいたのですが、ダイヤル周囲の目盛りが描かれたプラスチックっぽい輪っかがチープな見た目であまり好みでなく、実物を見ずにオンラインで購入することへの抵抗もあり、結局、いまでは購入優先度の一番下になっています。

が、実は上のSinn 556と同じ機械を積んでいながら、この価格。悩ましい(というかSinn、高すぎ?)。

7. The Longines Legend Diver 36


The Longines Legend Diver that won us over, it's all about that Milanese bracelet!

※上の動画は42mmバージョンのものです。

直径:36 mm

厚さ:不明(写真からは多分11 mmくらい?)

防水性:30気圧(300 m)

機械:L595(自動巻き ETA2824-2ベース)

価格:予想 24~28万円

これもヴィンテージ・インスパイアード時計で、ロンジンのヘリテージ・コレクションの中のダイバーズ・ウォッチです。回転するインナーベゼルが特徴です。

今年(2018)、36mmバージョンが発表されたことに、ごく最近気づきました(2018年8月現在、なぜかロンジンのオフィシャル・サイトには掲載されていない)。

時計メディア『Hodinkee』の記事によると、文字盤は「ブラック、パープル、ワインレッド、青緑、白のマザー・オブ・パール」という嬉しい多色展開。

黒と白(貝)以外の色のグラデーションが少しわざとらしいヴィンテージ感を纏っているのがやや気になります。

しかし「青緑」(ティール)というのはめずらしい。

ETAベースとはいえ、ブランド、時計には十分な歴史性があり、インナー回転ベゼルという私が他に持っていないタイプの機構などの特徴により、かなり興味をもっています。

噂によると2018年末くらいに店頭に並ぶらしく、実物を見てみたいところです。

ちなみに、ロンジンのコンクエストにも300 m防水の38 mmがありますが、外観デザインが、どうしてもロレックスのエクスプローラー人気にあやかろうとしている感が気になり、オリジナリティの点でこのレジェンドダイバーを候補にしています。ちょっと名前ダサいけど。。。

8. Blancpain Fifty Fathoms Bathyscaphe 38


Blancpain Fifty Fathoms Bathyscaphe 5000-0240-O52A

※上の動画は43.6mmバージョンのものです。

直径:38 mm

厚さ:10.77 mm

防水性:30気圧(300 m)

機械:Calibre 1315(自社製 自動巻き)

価格:約100万円

最後に、いわゆるGrail watch(英語で聖杯時計=憧れの時計)を1本。

ブランパンの『フィフティファゾムス』は、ロレックスの初代『サブマリーナ』と同じ1953年に生まれた、ダイバーズ・ウォッチの原型とも言える時計です。

ブランパンの歴史は280年以上。ロレックスは110年くらい。

そして昨年(2017)、フィフティファゾムス・コレクションの中の『バスカチーフ』に、めでたく38mmバージョンが通常ラインナップとして追加されました。

30気圧防水で、厚みが10.77mm。

直線的に面取りされたラグを含めて全体がブラッシュ加工されたマスキュリンな骨格に収まる、サンレイ仕上げの文字盤上で輝くインデックスと、慎重に選択、配置されたロゴフォントが、ミステリアスな色気をサファイアグラスの内面いっぱいに充満させる中で回転するシリンジ(注射器)型の長針・短針、および先っぽが赤い秒針はまぎれもなくこれエロティスムとしか言いようがありません。たまらん。

スポーツ・ウォッチのエレガンスここに極まれり、といった風情です。

さらに、潜水艦にちなんだ名称もまたこれ、カタカナにして発音すると、どこかエキゾチックな響きをもって脳内で反響、さぞかし、所有することの満足感をエクストラで刺激してくることが想像に難くありません。

どう考えても、このリストで最高の一品。

しかし問題はその価格。2018年現在、税込価格は100万円を超えます。

きつい。だからホーリー・グレイル。

最後に:どれを買うべきか(個人的懊悩の記録)

ブランパンのバスカチーフを見てしまうと、上に挙げた時計のうち、回転ベゼルをもつものは、その魅力が若干霞んでしまいます。

具体的に言うと、1) セイコー SKX、2) オリス アクイス、3) Maen Hudson、4) ロンジン レジェンドダイバースは、このバスカチーフを買えるのであれば、もしくは、将来的にがんばって本気で買うつもりであれば、必要ないとはいいませんが、キャラがかぶるというか、結局着けなくなる予感がします。

逆に言うと、たとえバスカチーフをいま所持していたとしても、それとはまた別の魅力を感じる時計を買うべきなのでは(しかしバスカチーフは買わないという前提)、というのが現在の複雑な心境(どうでもいいですか)。

そうなると、デザインが好みドンピシャなノモス アホイ。

プールや海だけでなく、雑草抜くときでも、山登りでも、建設現場でも、どこでも気にせず着けていけそうなSinn 556。

数多あるサブマリーナのオマージュ・ウォッチとは一線を画す、独自のかっこよさ芬々たる、ブラックベイ 58。

この3つのどれかかなー、なんて考えてたら、猛暑だった日本の夏も終わりに向かい始めつつ、シンガポールは年中暑いこともあり、まだまだ悩むことになりそうです。

楽しい時計選びの参考に

と、こういう感じで、よく言われるように、腕時計選びは、悩んでいるときが一番楽しいものです。

ブランドの歴史・イメージ、デザイン、価格、機能、など、腕時計の持つ様々な属性と、それを身につける自分のキャラや状況などを掛け合わせて、最高の自己満足感を達成すべく、あれでもないこれでもない、いや、やっぱあれ? これ? と想像をたくましくする行為は、人生において、どうしようもなく無駄でアホらしく、だからこそ現代においては、最高にリッチな体験とも言えましょう。

そんな選び方は、15年前に読んだこの本に学びました。もし最近、高級腕時計に興味を持ったという方がいらっしゃれば、一読をおすすめいたします。

腕時計一生もの (光文社新書)

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