音楽、本、時計などの感想・レビュー
本ブログ管理人が見たり、聴いたり、買ったりしたいろんなものの感想・レビューです。
男性が身に付けるポケットチーフについて ジャケットを着用した際、左胸のポケットにポケットチーフ(あるいはポケットスクウェア)を挿入することは、ガラスのハァトを持つ紳士にとって必須の身嗜みであります。 夏でも冬でも、いつでも清涼感あるリネンの…
東京(人口1,400万人)ではいまだに新型コロナ・ウィルス新規感染者数が一日400〜500人くらいなのに緊急事態宣言を解除するとのこと。こちらシンガポール(人口560万人)は、これまで概ね一日5人以下だったのが、最近15〜20人くらいに増えたので、またもや規…
在宅勤務が続くと年中クソ暑いシンガポールでは電気代が上がる。 しかし自炊する回数が増えて外食が減るので、食費は減る。 ところが家にいる時間が増えると読書量が増えるので、書籍代が上がる。 おまけに本を読む時間が増えるとソファで寝落ちする回数が増…
4月下旬から5月上旬にかけて、またもやシンガポールの市中感染者が増えたため(と言っても一日20〜30人程度)、5月16日から6月13日までの予定で、行動規制がまたもや厳しくなりました。外食禁止で基本在宅勤務です。 不貞腐れてブログをサボっていましたが、…
外国に行けば、国それぞれの匂いというものがあります。 空港に着いた時点で、否応なしにその国の匂いが鼻腔から脳髄めがけて強襲、いつもの身体感覚に突如違和感が挿入され、少し不安になります。よく言われる日常から切り離される、という海外旅行の醍醐味…
先日、大滝詠一氏の楽曲が遂にサブスク解禁というめでたいニュースがありました。これでようやくシンガポールでもSpotifyでバーチャル・ヴァケーション(会社に車で向かいながら海に旅行に行っている体でひとり熱唱する事)を執り行うことができます。 そう…
シンガポールのテーラー探訪 シンガポールのいい感じのテーラー探しの旅を続けております。 前回のYeossalに続き、今やすっかり小洒落たストリートに変貌し、週末の夜ともなると欧米系の男性や綺麗なアジア系女性でレストランやバーが賑わうAnn Siang Roadに…
日本に一時帰国した際、実家に寄って親父のレコード棚から何枚か譲り受けてきました。 思い返せば30年ほど前、引っ越しの際に親父がかなりの数のレコードを処分していました。重量も密度もあるそれらの箱を捨てる様を見て、子供ながらに「勿体無い」と思った…
先日、シンガポールの仕立て屋さんで作ったシャツの紹介記事を書きました。 このほど、一緒に注文していたフランネルのトラウザーが完成したので、こちらも紹介しておきます。このトラウザーは生地の到着が予定よりだいぶ遅れたということもあり、納期は6週…
シンガポールにおける新型コロナウィルスの感染者数は最近、ほぼ0〜2人/日になってきました。にも関わらずいまだに「どこに行くにもトレース・トゥゲザーしようぜ」と政府に言われ従順に従う毎日であります。期待していた都市封鎖段階的解除フェーズ 3も結…
オーディオテクニカのターンテーブルを購入 先日、デノンのレコードプレーヤーが遂に壊れ(多分変圧器のせい)、シンガポールでターンテーブルを新調しました。 あんまり高いのは嫌だが、プラスチック感満載のフルオートの安物も嫌で、結局シンガポールのRet…
コーヒーが好きで、毎日だいたい4〜5杯飲みますが、これまで豆や淹れ方にそれほどこだわってきたわけではありませんでした。 40歳を超えると、段々と酸味のあるコーヒーが好きになってきて、昔ながらの純喫茶店で「ブレンド」と言って出てくる普通のコー…
ドイツの筆記具メーカー、LAMYの定番ペン、サファリが好きです。万年筆は万年筆としてはそれほどだったので、ローラーボール(水性インクのボールペン)がお気に入りです。 こんな感じで、青ペン、黒ペン、赤ペンにして、3色ボールペンは最近使っていません…
アメリカで胸糞の悪い事件がありました。 その胸につかえた糞を糞以下の人種差別主義者に向けて吹き飛ばしてくれるのが、まさに完璧なタイミングで、急遽前倒しで無料で発表された、Run the Jewelsの新作『RTJ4』でありましょう。 RTJ4 OUT NOW - Run the Je…
保育園に通っていたもうかれこれ40年前、好きな色を訊かれたら「みどり」と答えていたのを今でも憶えています(微妙な立ち位置のミドレンジャーが好きだった)。その後、成長するに連れ、青になり、黒になり白になり、ある程度年取ってくると、結局、自分に…
私の初めての腕時計は、小学生高学年くらいの頃(80年代後半)に親戚のおばさんに誕生日プレゼントでもらったスウォッチでした。私が身に付けてしばらく経った頃から、周りでスウォッチが流行りだしたので、うれしさのあまり「俺が流行らした」とかアホのよ…
母国を離れて海外で働くひとの強い味方、TransferWise(トランスファーワイズ)がこのほど、シンガポールでもDebit Mastercard(デビットカード)の発行をはじめました。 TransferWiseは、たしか元Skypeの頭がいい人が開発した、全く新しい仕組みの国際送金…
Fennesz(フェネス)の前作『Becs』から実に5年ぶりとなる、通算7作目のアルバム『Agora(アゴーラ)』が発売されました。 本作は、(理由は不明ながら)いつもの録音スタジオが使えなくなったため、彼の住むアパートの寝室にて、最小限の機材で作成された…
2016年9月から始まった、ジェイムス・リーランド・カービィ(James Leyland Kerby)氏による、痴呆症/アルツハイマー病をテーマとした音楽プロジェクト、The Caretakerの『Everywhere at the End of Time』の最終作となる第6部(Stage 6)がこのほどリリー…
年に一度の高級時計の国際展示会『SIHH - Salon International de la Haute Horlogerie Genève』が昨日(1月14日)、スイスで始まりました。 個人的には、A.ランゲ&ゾーネとジャガー・ルクルトの新作に興味があります。前者の方はすでにいろいろ情報が出て…
今年はSpotifyの有料会員サービスの素晴らしさに気づいて以降、確実に例年よりも多めに新しい音楽を聴きました。しかし、CDを買う枚数は激減しました。 一方で、あまりにも簡単に次から次へと聴けてしまうので、昔のように一枚のレコードを擦り切れるくらい…
ローラーボールペン(Roller ball)をご存知でしょうか。 水性のインクを使ったボールペンのことです。 水性インクのペンは、軽快な書き心地と、弱い筆圧でもかすれずに、均一な発色の文字を書けることが特長です。 ボールペン(Ball point)は、油性インク…
腕時計サイズのトレンドは、「小さめに戻りつつある」なんて言われながらも、まだまだ小さめの時計の選択肢が、大きめに比べて少ないことに、小さめの時計が好きな私としては日々不満を感じているところです。 そんな中にあって、小さめから大きめまで、シン…
複数の時計の日差を気軽に計測 機械式腕時計の精度(日差)をオンラインで気軽に計測できる『Toolwatch』という無料サービスを使ってみました。 機械式時計の日差を、計測開始時間をメモして、翌日の同じ時刻にわざわざ確認するといったアナログ方式ではなく…
日本はゴールデン・ウィークの真っ只中ですが、本日、5月1日だけは、シンガポールもLabour Day(メーデー)の祝日です。 というわけで、映画でも観たろかいなと繰り出したところが、とくに観たいものがなく、時間の都合が良かった『Rampage(邦題:ランペイ…
今回は、平日の仕事以外のオフの日に愛用している時計を紹介します。 ノモスのクラブ キャンパス 36mmです。 ノモス グラスヒュッテというブランドについて 「クラブ」シリーズについて なぜ『クラブ キャンパス 36mm』を選んだか クラブ キャンパス 36のレ…
Spiritualized / Laser Guided Melodies 英国のロックバンド、Spiritualizedのデビューアルバム。1992年のリリースです。 昨日の記事(↓)でも書いたように、本ブログの名称の由来となったバンドです。 ヴェルヴェッツ風味もあるロック好きにはたまらないド…
「痴呆症」「失われた記憶」をテーマにした全6部作 英国の電子音楽家、ジェイムス・リーランド・カービィ(James Leyland Kerby)氏によるプロジェクト、The Caretakerの全6部作シリーズ『Everywhere at the End of Time』の第4部がこのほど発売されまし…
腕時計選びは非常に楽しいものです。 ドレスウォッチ(もしくはビジネス/オフィスウォッチ)、スポーツウォッチ、ツールウォッチなどの用途による大きな区分から始まり、それぞれの時計の「ブランド力」「歴史」「駆動方式」「機能」「デザイン」「装飾」「…
前回の記事でアイスランドの作曲家、ヨハン・ヨハンソンのおすすめオリジナル・アルバムを紹介しました。 www.materialized.biz 今回は、ヨハン・ヨハンソン氏と並んで、ネオ(ポスト)・クラシカル音楽業界の二大巨頭とされるマックス・リヒター(Max Richt…