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シンガポールの秋葉原 SIM LIM SQUAREでの買い物。Xiaomi(シャオミ)Redmi 3Sを購入

シンガポールの秋葉原 SIM LIM SQUARE(森林スクエア)での買い物

携帯電話がもう一台必要になったので、シンガポールの秋葉原と言われるSHIM LIM SQUARE(シムリム[森林]スクエア)へ。タクシーの運転手は誰でも知っています。車で行っても駐車場はちゃんとあります。電車の場合は、Downtown line(青)のRochor駅直結。※写真はまたいつか追加します

秋葉原とは言っても、ある街全体に電気屋さんやアニメ・漫画ショップが集積しているわけではなく、ひとつの大きな建物の中に、小さな電気屋さん(PC、パーツ/アクセサリ、携帯、ステレオ屋等)が集中している、アジアの街によくあるタイプのショッピング・モールです。

シンガポール人に「電化製品を買いたい」と言ったらまず薦められるのが、この森林スクエア。しかし何度か行ったことがあるものの、本当に安いのかどうかはちょっと微妙な場合もあります。

同じ商品でも店によって値段が異なることはざらなので、事前の価格調査、ならびにいくつかの店を回って一番安いところを探したり、価格ネゴしたりする必要があります。とくになぜか1階の店はあきらかになんでも高いので、3~4階の店を回るのが鉄則です。

なお、ここでは中国などのように、日本人と見たら法外な値段をふっかけてくるようなことはほぼありません。まともな値札はちゃんと付いています。

森林スクエアでの買い物の仕方は、以下の記事『How to Shop at Sim Lim Square』が参考になります。注意点が行動七ヶ条としてまとめられています。

zitseng.com

行動7ヶ条を引用(意訳)すると以下の通り。

第1条:1階と2階では買い物するな(高い)

第2条:事前にネットで価格調査しろ(店員には訊くな)

第3条:価格をいろんな店で比較しろ(消費税やカード払い手数料も確認すること)

第4条:おとり商法に気をつけろ(店員は自分の利幅が最も大きいものをお得だと言って薦めてくる。自分が本当に欲しいものをはっきりさせておくこと)

第5条:保証内容を確認しろ(店保証あるのかメーカー保証のみか)

第6条:現場で再検討しろ(迷ったら落ち着いて本当にお得かネットで調べろ)

第7条:買うものに詳しいやつを連れて行け(店員のペースに乗らないよう)

私としては、ここに第8条と第9条を追加しておきたいです。

第8条:携帯電話を買う場合は、金を払う前にモノが動くか確認しろ

まず、どの国からの輸入品かによって、付属する充電プラグの形状が異なります。シンガポールや日本で使えないものであったら、おまけでプラグを付けて、と言えば、大抵付けてくれると思います。ついでに画面保護シートなどもつけてもらう。

また、電源を入れて、自分のSIMカードも入れて、ちゃんとインターネットにつながるか確認し、さらには設定画面等から、スペックが記載通りのものかも確認したほうがよいです。一度、Storageが16GBのものを2台買ったはずが、1台は8GBしかなかったことを後になって気づいたことがありました。その店は先日行った時はもうありませんでした。

第9条:カメラ買うな

カメラは日本の方が安いです。

以上。

と、いろいろ面倒くさいことも多いですが、変なガジェット/ガラクタ屋は見るだけでも楽しいですし、独特の雰囲気があるので観光先の一候補としてもよいかもしれません。リトル・インディアも歩いて行けます。

シンガポールでは携帯電話は平行輸入品がベター

欲しいのは4G対応スマートフォン。予算は200ドル以下(15000円程度)。シンガポールの通信事業者からは、SIMカードを長期契約有か無かで買うだけなので、シムフリー端末を個人で調達するのが通常。

よって、端末は森林スクエア等、平行輸入品を安く扱う店で買うのがベターです。CourtsやBEST DENKI等の大手量販店は明らかに高い。

ちなみに、シンガポールでは旅行者用の、通話もデータ通信もできるSIMカードは、セブン-イレブン等のコンビニで簡単に買えます(空港はたしか町中より高めだったような)。5日間や10日間有効のものがあります。

ただし、これらの旅行者用カードでデータ通信無制限もしくは100GBを謳っているものは、売っているカード自体に4Gと書いておきながら、実際は2G/3Gしか使えません。有効期限が過ぎたあとで、同じカードで追加料金を払って、チャージ(こちらではTop up[トップアップ]という)すれば、4G回線を使えるという罠があるので注意が必要です。

4Gのデータ専用SIMは、1GBで15ドル(約1100円)くらいと結構高いです。使い放題プランは100ドル/月以上します。ちなみに、携帯電話用の長期間使えるSIMカードは、国民かPR(永住者)、もしくはEP(就労ビザ)等のWork Permit(労働許可)を持っている人しか買えません。

森林スクエアは結局のところ特別安いわけではなかった

というわけで、森林スクエアの中をさまよいながら(上記第7条に従い)一緒について来てもらった、うちのインド人天才プログラマーに訊いたら「シャオミー(Xiaomi)がオススメ。

いっぱいあるiPhoneの劣化コピーじゃなくて、中身もしっかりしている。インドではXiaomiが今めっちゃ人気」と言う。というわけで素直で面倒くさがりな私は、200ドル以下のRedmi 3S(2GB RAM/16GB ROM)を選択したのでした。

しかし、森林スクエアの店を4件くらい回りましたが、店員が「これ以上無理!」という価格がめちゃくちゃ高かったり(隣の隣の店で20ドル安いのがすぐに見つかった)、3Sは売り切れたからこっちの新しい方が良いと200ドル以上のものを薦めてきたり、「いまはRAM1GB、ROM8GBのやつしかない」と売れ残りを売ろうしてきたり、本当に上述の記事通りのことが次々と起こって面白かった。

買ったのは多分以下と同じもの。ただし色はゴールドしかなかった。199ドル(約15,000円)でした。

日本のアマゾンでは17,000円だったのでまぁいいかと思ったんですが、次の日、上記のITガイから「あのあと帰りに違う店で165ドル(約12,000円)で売ってた」とのこと。というわけで森林スクエアは決して安くないことがすぐに証明されました。

Xiomi Redmi 3Sが見た目そのまんまiPhone

それでRedmi 3Sを使ってみた感想ですが、まずその潔いまでのiPhoneっぷりに驚きました。ちょっと分厚いけど、手にはフィットする大きさ。

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まだちょっとしか使ってませんが、サクサク動いて、実に快適。画面も綺麗。UIは見た目完全にiOSをパクっていますが、細かいところは独自の改良も施しており、iPhoneが600~700ドルくらいすることを考えれば人気が出るのも頷けます。

他国に行く機会も多いのでデュアルシムは便利ですし、なんといっても以前使っていたサムスンのA3は、日本語が中華フォントになってしまいましたが、こちらは綺麗な日本語が表示されたのが嬉しい。なんでかしらんけど。

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また、指紋センサが裏面に付いているのも意外に便利。画面が消えている状態でも、携帯を手に持って人差し指をちょっと当てるだけで、ロックが解除されて非常にスマートな感じ。

ただし、本体右側の電源ボタンが音量ボタンの下側にあるというのはマイナスポイント。使っている最中は音量ボタンの方が触れる機会は多いので間違って画面を消してしまうことがあります。

いま気付きましたが、このXiaomiのロゴって、いまはなきイー・モバイルのMに似てますね。

余談

というわけで、この徹底的にパクる姿勢は、日本では大いに嫌われますが、シンガポールでは、継続は力なりと言いましょうか、数撃ちゃ当たると言いましょうか、先日、「日本の「メイソー(名創/MINISOU)」がシンガポールVivo Cityに開店」とシンガポールのニュース記事に載っていたらしく(無印とユニクロとダイソーのパクリ雑貨店ですが)、シンガポール人の同僚から「Vivo Cityにメイソーが出来たよ。行ってきたら?」と言われました。

その彼は、私が説明するまで本気で日本のブランドだと信じており、記事にもそう書いていたそうです。ほかにもシンガポールには、日本っぽい名前の(だが決して日本人は付けない名前の)ブランドがたくさんあります。シンガポール人の多くにはどれが日本ブランドでどれがそうでないかはほとんど区別がついていない模様。そんな中、私もどうでもよいのでXiaomiを使います。

2年まともに使えたら御の字です。

 

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