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いい感じのビジネス英語(35):英会話をグレードアップするネイティブがよく使う単語3つ

先日、シンガポールのチャンギ空港内にできた話題のショッピングモール「JEWEL」に足を伸ばしてみました。ミーハーだけに。

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JEWELのシンボル、世界最大の人工屋内滝には1ミリも感動を憶えず、滝周辺の立体的な植栽と、それらをバックに空港ターミナルを結ぶ電車の走る光景が描き出す未来都市感にも、子供の頃に憧れたSFっぽい風景が眼前に現実化していても呆気なさを感じるのみでした。年を取るとはこういうことでしょうか。

なかに入っているショップもぐるっと見て回りましたが、街中でよく見かける店が大半で食指は動かず、なにも買わずに帰りました。シンガポールに来られた際、もし疲れてなければ、ターミナルを電車で移動して滝を見に行くのも話のネタによいかもしれません。

さて、相変わらずネタ切れ気味なので、今回は「英語ネイティブがよく使うが、英会話初心者の日本人はあまり使わない、ビジネス会話の中で使うことで英語がいい感じになる」単語をさらっと3つ紹介します。

 

1. Cater

ビジネスの打合せでは、「(要求を)満たす」という言い回しはよく使いますが、英会話初心者の日本人はだいたいが「fulfill」もしくは「meet」を使います。

一方、英語ネイティブが、とくに会話の中でよく使うのは「cater」です。逆に「fulfill」はあまり使われないという印象です。

日本語でも会議用の昼食などを出前することを「ケータリング」といいますが、その動詞形の「cater」(調達する、賄う)という単語には、「提供する」「(要求を)満たす」という意味があります。

発音は「ケイター」とか「ケイタリング」でオーケー。

以下のように使うと英会話がいい感じになるのでオススメです。

例文
This equipment is supposed to be catering for that purpose.
この機器はその目的のためにあります。

Lifting hooks shall be attached to cater for ease of installation.
据付を容易にするために吊りフックを取り付けるべきでしょう。

2. Tabulate

割とマニアックな単語ですが、ビジネスの打合せでは結構使われる気がします。この「tabulate」だけで「表に作る」という意味になります。

ある会社からの情報インプットを受けて、別の会社が表に見積金額などの数字を埋めていくという状況はよくあります。

そんなときに、「fill out the form」とか、「make a cost calculation table

例文
We prepared these sheets for you to easily tabulate.
簡単に表にできるようにこれらのシートを作成しました。

Cost tabulation shall be complete within this week.
今週中に原価積算(表でまとめる)は今週中に終わらせないといけない。

3. capture

「画面をキャプチャする」などで日本語になっていながら、英会話ではなかなかとっさに出てこない「capture」も、ビジネス会話では便利に使えます。

capture」には、「捕まえる」「捕獲する」という攻撃的な「取る/得る」という意味がありますが、ビジネス会話では、ビジネスは戦いだからでしょうか、「(抽象的に何かを)得る/把握する」という意味でよく使われます。

「得る」という意味に「get」や「take」を使うのはぜんぜん良いのですが、そこに「capture」を混ぜていくと、俄然英語がそれっぽく、有能なビジネスマンっぽくなるのでおすすめです。

例文
We are now trying to capture the project cost.
いまプロジェクトコストを把握しようとしています。

The course of this lecture was designed for capturing knowledge on occupational safety.
この講義コースは労働安全に関する知識を得られるように作られました。

This is an additional requirement not captured in the original drawing.
これは元の図面に入っていない(捕まえられていない)追加要求です。

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上記の3つの単語はとくに相互に関連がなく、我ながらネタ切れ感のあふれる記事になってしまいました。実を言うとこれらは自分用の勉強/備忘録でもあったりしますのでご了承いただければ幸いです。

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