先週末、NetflixでSF映画『オルタード・カーボン(Altered Carbon)』を一気に観たのですが、原作と全然違っていて割とショックでした。
映画は映画である一つの解釈による映像を楽しむということで、原作と違っていても良いとは思いますが、あの超絶かっこいいラストシーンを現代のCG技術なら映像にできたはずなのに、まったく異なる変更を加えているのは「解せない」(なんて日本語をリアル会話で使う人が苦手です)。予算不足だったんでしょうか。たしかに小説の最後は完全にミッション・インポッシブルになりますから。
原作小説を未読の方はぜひ読んでみてください。3部作全部おもろいです。面白さは個人的には、1.オルタード・カーボン>3.ウォークン・フュアリーズ>2.ブロークン・エンジェルです。しかしこれ読んだんもう10年前か・・・。
ちなみに、この表紙のかっこいい絵は、高松和樹さんという現代アーティストによる作品で、このひとの絵の版画ではない本物をいつか手に入れるのが私の目標のひとつです。 画集も出ております。
「仕事を進める」という意味で使える便利な単語
さて、日々の仕事をしていると、「あれちゃんと進めといてや」みたいな会話はよく行われます。
「仕事を進める」と言いたいとき、英語でなんと言いますか。
「進める」をWeblio和英辞書で検索すると、以下の単語が出てきました。
go ahead、plow ahead、bring forward、advance、set ahead、advance、advance、kick upstairs、upgrade、promote
なんかどれも違いますよね。
そう、この「進める」も実は割と便利な日本語で、以前いろんな状況で「対応する」という英語の言い方を紹介したのと同様、「進める」も意味が広くて、結構とっさに英語にするのが難しかったります。
ですので、「仕事を進める」と言いたいときは、「Make sure you get it done」みたいに「ちゃんと終わらせてや」という風にしたり、はたまた具体的な作業を表現して言うことになります。
例えば「I need you to finish the quotation work by tomorrow」(明日までに見積作業終わらしてな)とか、「Hey you please keep decoding that stupid regulations」(あのアホみたいにわけわからん規則の解読続けてな頼むわ)といったような具合です。
しかし、実は英語にも日本語の「進める」と同じように使える単語があります。
それは、
Expedite! イクスペダイット!
なんか強そうな単語ですが、これを辞書で引くと以下の通り。
動詞 他動詞
1〈交渉・計画を〉はかどらせる,促進する.
2〈仕事を〉手早く片づける.
どうでしょうか。なんちゅう便利な単語でありましょうか。
ずばり「仕事」を「進める」と言うためだけにある単語です。
英語はあらゆることをわざわざ意味する普段使わないような単語がたくさんあるために単語数が日本語よりも多いらしいですが、昔のひとは「仕事を進める」にもちゃんと単語を用意してくれていたようです。
しかしこの「expedite」は、普段使わないどころか、結構使っている英語ネイティブの方は多いですし、実際便利ですので、普段使っていない方はぜひ憶えておくと良いです。
使い方は以下のような感じです。
I've asked them to expedite the 3D modeling work.
3Dモデルはよ進めてと頼んどいた。
To expedite the matter, we can send them this template instead.
はやく進めるために、代わりにこのテンプレート送ってもいいですよ。
Yeah. Yes, will expedite.
ああ、はい、ちゃんと進めときます。
いかがだったで松果体。
やや手抜きですが、毎日更新はほんとにしんどいことこのうえナシゴレン。
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▽この記事はオルタード・カーボンつながりで、サイバーパンクなヴェイパーウェイブの名作を聴きながら書きました。