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交渉力と値切ること:いい感じのビジネス英語(47)

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ひさびさにマリーナベイエリアにある銀行に出かけました。右側がDBS銀行、左がMUFG銀行の入るビルです。左奥がシティバンクで、右奥がスタンダードチャータード銀行。この周りも名だたるメガバンクや証券会社ばかりです。

いつもは多くのエリートビジネスマンが行き交うこのエリアも、ふいにゾンビが現れそうな終末感が漂っており、精神的均衡を保つための反逆精神を養うのに格好の場所であったはずが誰もいないのでそれも叶わず、閑散とした街をあざ笑うかのような白々しい青空を見て気が狂いそうになりました。嘘ですけど。

交渉力を英語で言うと

さて、さきほど刀削麺を持ち帰って食べたら、腹の中でさらに膨らんでいるのか、気持ち悪くなってきたうえに、大量の炭水化物のせいでまぶたが異常に重たくなってきたので手短に。

ビジネスといえばネゴシエーション。

そんなネゴシエーションにおいて話をうまく運ぶにあたり、交渉相手に対して優位に立てるような力(情報)のことを「Bargaining power」(交渉力)と言います。

もとは経済学の用語らしいですが、たぶん商社などでは、昔からバーゲニングパワーは普通に日本語として使っているかもしれません。

Bargaining power」という表現は、普段のビジネス英会話でとてもよく使われるので、憶えておいて損はありません。使い方の例は以下の通り。

This will increase the bargaining power of the client in price negotiations.

直訳:これは客先の価格交渉力を上げるだろう。
意訳:これは価格交渉の場において客先側に有利に働くだろう。

 

We should be able to get more bargaining power under the current situation.

直訳:私達は現況下においてもっと交渉力を持つことができるべきです。
意訳:こんな状況ならわしらもっと交渉で有利になるはず。

 今思い出しましたが、英語ネイティブのひとは「should be able to 〜」という言い方をよくします。

直訳すると「〜することができるべき」ですが、意味合い的には日本語の「〜のはず」に近いです。「I should be able to do this」で、「(確信はないけど)私にはできるはず」というように。

「bargain」には値切るという意味もある

バーゲンというと日本語ではディスカウント・セールのことを指しますが、実はこの「bargain」、日本のバーゲンセールみたいに売り手側が自分から値下げするのではなく、買い手側が値切るという意味もあり、「ask for a discount(値切る)」とあわせて、実際よく使われます。

「値段を下げてくれ」と言うこと自体を「バーゲインする」という感じ。眠い。

Hey. You should bargain for that!

よう、それ値切ったほうがいいで。

以上。

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