いつもはQB House Premiumで散髪しているのですが(約1,200円)、先日調子に乗って家の近くの美容院に行きました(約2,200円)。ハゲの進行しているおっさんは調子に乗ったらあきません。「短くして」と抽象的な注文をしたら、大袈裟に言って人類史上、控えめに言って自分史上、最高にダサい髪型になりました。言ってみれば日照り不足のパイナップル。
そのうえ、我がブログの広告収入がCovid-19の影響(みんな海外出張しなくなった)をモロに受け、低下の一途を辿っており、これはいかん、パイナップルに落ち込んでいる場合ではない、金のないハゲは最悪やぞ、というわけで、中身のない人間である私としては、英語ネタが思いつかないので、最近買った物を適当に紹介するなど、ブログの更新頻度を今度こそあげていきます。よろしくお願いいたします。
シンガポールでは自宅の湿度対策が必須
熱帯のシンガポールは、雨季でなくても突然の雨が多いです。そのため、週末などに洗濯物をバルコニーに出したまま外出することはできません。学びのない人間である私には、家に帰ったら洗濯物がびちゃびちゃという経験は何度もあります。
雨季(10月頃から2月頃)などは毎日決まって夕方に大雨が降ります。空が黄色がかった灰色になって風が吹き出せば、夕立がきます(そういや今年はまだ雨季ではないっぽい)。
そんなわけで、常に湿度が高く、洗濯物を部屋で干すと乾くのが非常に遅いです。
おまけに、温度・湿度ともに高いので、部屋の片隅(北東など風の通りが悪いところ)は、放っておくとすぐにカビが発生しくさります。シンガポールのHDB(団地)では玄関ドアを開けて常に風を通しているのはこういう理由もあると思います。
特に革靴などは要注意です。履いたあとは、少しでも風の通る場所に置き、かつ湿気を吸う木製のシューズキーパーの使用は必須です(日本でもそうですが、こっちはカビの生え腐るスピードが半端ではない)。
しかし部屋干しすると、タダでさえ高い湿度がさらに上がって不快指数も上がります。これまでは、ダイソーなどで湿気とりを購入して各所に配置していたのですが、すぐに水で満タンになるし、毎回買い行くのもめんどくさいし、クローゼットの中などはいいとしても部屋全体の湿気にはノーエフェクト。
よって、このほど抜本的湿気対策として、電動の除湿機を購入したところ、これが驚きのパフォーマンスを発揮してくれました。
除湿機を安く買う方法
手始めにCourtsやBest Denkiなどの家電ショップを偵察したところ、安いのでも400~500ドルくらい。高いので800ドルくらいもしました。
そこでシンガポール庶民の味方、Crousell(カルーセル)で検索したところ、安いのがたくさん出てきて、最終的に「Inventor」なるギリシャの家電メーカー製の12Lタイプを150ドル(約12,000円)で購入しました。未使用の新品です。
余談ですが、売り主のおっさんが「めっちゃ重いから車で取りに来て」と言うのでヘコヘコ向かったところ、辿りついたのは、3億円は下らないと思われる住宅地の豪邸。音楽(ダサめ)が響き渡る庭に入っておっさんと話していると、ウェストコーストにももう一軒家を持っていて、私と同じ名前の日本人に貸しているとのこと。「日本人の友達おるで、日本はええとこや。ところでブラザー、マッサージ機も買わへんか?」などとクレイジーリッチに勧められたので断ってさっさと退散しました。
電器屋で買うより、カルーセルで買った方がお得です。「dehumidifier」で検索すると、中古だけでなく新品もたくさんありました。
Inventorの除湿機はミニマルな見た目と簡単操作
さて、購入した除湿機はこちら。
写真では、下部の水タンクが真っ黒に見えますが、実際はグレーの透明プラスチックです。シンプルな形状のボディのホワイトカラーと相俟って、割とミニマルな見た目だったのが購入の決め手です。
この除湿機は、吸い込んだ空気中の水分を凝縮してタンクに貯める空気圧縮機タイプで、エアコン室外機の小さい版みたいなものです。そのため、商品名には「ポータブル」とありますがクソ重い。多分10kgくらい。
一応、底部にキャスターも付いていますが、床を傷つけるのが怖いので、必要な時は取手を持ってよっこらせと移動させます。
使用方法は極めてシンプル。スイッチオンで除湿開始。それだけ。おやすみモードはありますが、オンにしてもわずかに騒音が減るだけでたいした違いなし。
ブーンという音がまぁまぁしますが、私には許容範囲。タイマーは後述する理由により使ったことはありません(ちなみに、高級バージョンは、スマートフォンでコントロールすることもできるそう。いらんけど)。
稼働すると上部の排出口から、生ぬるい風が吹き出します。というか結構暖かいのでクーラーつけないと部屋が暑くなるかもしれません。
それで、寝る前にスイッチオンして、朝起きたらこんな感じ(約8時間連続運転)。
ざぶんざぶんに水が溜まっていました。一晩でこれです。
タンクを外してシンクにドボドボ、バシャーンとやるのが快感です。
タンクに水がいっぱいになると自動で運転を停止します。なのでタイマーは必要なしです。付属のホースをタンクに繋いで、どこかの排水口近くに置くことで、24時間連続運転という無慈悲なまでの除湿も可能です。
洗濯物が早く乾き、部屋の空気がスッキリする
というわけで効果といたしましては、小さい部屋に洗濯物ラックを置いて、ドアを閉め切って稼働させれば、マジで洗濯物は早く乾きます。
さらにリビングで除湿していると、心なしかエアコンの効きも良くなった気がしました。
部屋の空気がスッキリした感じになったことは、外出しようと玄関ドアから一歩外に出た瞬間に分ります。むわっときます。ので、効果は抜群と言えるでしょう。
こんな人にオススメ!
- 洗濯物が乾くのが遅いので重要な会議に濡れたパンツで参加した
- 生乾きの匂いが気になって寝付けない
- 増殖するカビに全身を蹂躙される夢を見た
といったお悩みをお持ちの方は、中途半端な吸湿ポリマーや活性炭ではなく、思い切ってエアコンプレッサー式の除湿機を導入することで幸せに慣れること請け合いです。
メンテナンスについては、空気吸引部のフィルターを2週間に一度清掃することが推奨されています。たいした苦ではありません。
電気代については、やはり小型ながらも空気圧縮機を動かし続けるので、空気清浄機よりはかかるとは思いますが、もちろんエアコンほどではないのでそれほど気になるものではありません。
日本の梅雨時にもおすすめ
熱帯地方にお住まいの皆さんだけでなく、日本のジメジメした梅雨時にも効果を発揮すると思います。日本の家でも導入も真剣に検討しています。
日本だとシャープやパナソニックからアイリスオーヤマまで色々選択肢があっていいですね。
家電関係ではドライアイロンもオススメです。