保育園に通っていたもうかれこれ40年前、好きな色を訊かれたら「みどり」と答えていたのを今でも憶えています(微妙な立ち位置のミドレンジャーが好きだった)。その後、成長するに連れ、青になり、黒になり白になり、ある程度年取ってくると、結局、自分に似合う服の色でもある紺色(ネイビー)がフェイヴァリット・カラーなんて思っていました。
しかし最近、服選びやインテリア・グッズ選び的な局面において、グリーン系のものについつい手が伸び、やっぱり俺って緑が好きなのではないか、と感じる機会が増え、そのうちに緑は緑でもミントグリーン、より正確に言うと、ティファニーブルーに本能的なレベルで惹かれる自分を見出すに至り、あげくの果てに(ティファニーブルーはティファニー専用でティファニー集めるほど金もないので)、ミントググリーン系のグッズを収集するなんていうアホな趣味を新たに始めてしまいました。
などという、他人にはクソどうでもいい私の好きな色の話はさておき、そんなミントグリーン・アイテム収集の一環としてこのほど、Hodinkee Shopで見つけたミントグリーンのヌバック・カーフレザーの時計ストラップを購入しました。
祖父の形見のオメガ・コンステレーションに、装着してみたところ、、、
!!!
なんと、こんなにフレッシュなルックを獲得してしまいました。
以前は、ドレス・ウォッチであることもあり、無難に黒いテジュー(イグアナ)レザーのベルトを付けていましたが、黒ベルトのドレスウォッチは他にあるため、そろそろベルトを交換したいと思っていました。
そこで「mint green watch strap」で検索していたら、Hodinkee Shopにいい感じの、それもヌバックのベルトがあるのを発見。
▽The Bedford Watch Strap In Mint Green | Hodinkee Shop
https://shop.hodinkee.com/products/the-bedford-watch-strap-in-mint-green
その商品説明の文章を引用すると、
The mint green color here adds a summery twist to just about anything, but we particularly love to see it on vintage steel dress watches.
意訳:ミントグリーン。それはどんなものにも真夏のヴァイブスをオンするクールなカラー。"ステンレスのヴィンテージ時計に合わせられたりなんかしたら、もう恋に落ちちゃいそう"
なんて書いてあり、まさに私がやりたかったこと、かつサンプル写真にノモス・オリオンまで載せてあることからも縁を感じ、即買いしました。
ベルトの実際の色味は、上の販売ページの商品画像よりもやや薄めの、よりミントらしいミントグリーンで、これまた嬉しい誤算。
もう60年くらい前の時計なのに、一気に若返ったような感じで、ちょっとカタめの顔(文字盤)とパステルカラーとの対照が、全体になんとも不思議な、お洒落を楽しむ推定年齢80歳のめちゃくちゃオシャレなおじいさんを街で見かけたときの嬉しさそのものみたいな、ポッピングシャワーなのに控えめな魅力を付与してくれました。
アップにするとこんな感じ。
ヌバック仕上げのカーフレザーの手触りもよく、厚みは3mm弱で非常にしっかりしつつも、分厚すぎてどん臭い印象もありません。
Bedfordというブランド(?)のベルトで、これはいつか色違いも試してみたいです。ベルト幅は18、19、20、22mmから選べます。写真のものは18mm。
あえて古いドレス・ウォッチに装着することで、落ち着いた爽やかさが出ます。
そのため、いわゆるラグジュアリー・スポーツ系とか呼ばれるジャンルの、ごっつい目の時計は付けたくないアラフォーのおっさんが、真夏のヴァケーションで着けるのには最適かと個人的には思います。防水性ないけど。
どうも今年はグリーンがトレンド気味らしく、ミントグリーンの時計ベルトはとても珍しいので、参考にしていただければ幸いです。
▽本記事にそこはかとなく関係するおすすめアルバム。
Spotifyでは聴けない一家に一枚の名盤なので買いましょう。