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ワクチン2回目接種完了したら思わぬ副反応に絶望しつつKTVから感染拡大して絶望さらに倍

先週の水曜日に2回目のワクチン接種を受けました(予定より少し早まった)。副反応は初回同様、翌日の腕の痛みと微熱だけでした。痛みは初回よりちょっとマシで、金曜にはほぼなくなっていました。

1回目を受けた時の感想はこちら。 

しかし接種の翌日、スマートフォンを車のカーステレオにBluetoothで繋いでも、メディア再生の音が車のスピーカーから出なくなりました。ペアリングを解除したり再起動したり色々試しても繋がらず、思わぬ副反応に絶望しています。

それはともかく、ワクチン接種完了のデジタル証書は、2週間経過後に、以下のウェブサイトから申請すればメールで受け取れるようです(QRコードが付いていて渡航先の国で読み取って貰えばいいらしい)。

https://www.notarise.gov.sg/

最近シンガポール政府官庁系のウェブサイトが全体的にシンプルなデザインでわかりやすいものになってきておりいい感じです。あとはEP Online(就労ビザ管理)とACRA (会社登記局)のインターフェースが超古臭くて使いづらいので、早く新しくして欲しいところです。

KTVで感染拡大した後の気持ち悪さ

さて、ワクチン打ったので、KTVでも行ったろかいな、と思っていた矢先に、KTVでクラスター発生。先週以降、ここ1年くらいで最大の市中感染拡大が続いています(ついでにジュロンの海鮮卸市場でもクラスター。こっちの方がトレース難しいと言われていてやばい)。

昨年から1年以上、バーやKTVは営業禁止となったため、普通に食事や飲み物を提供するレストランに切り替えて営業しているところは結構ありましたが、予想通りというかなんというか店内では安全対策義務を無視した濃厚な接待が行われていたようです。

急激な感染拡大に、政府省庁横断タスクフォースや市民の皆さんは、一部の人間の無責任な行動に失望しまくり&怒りまくり。

確かに感染は有無を言わせぬ迅速な法改正&ITを駆使した追跡管理によって、ほぼ抑え込めていたし、ワクチン接種も順調なので、もしかしたらNational Day(独立記念日)の8月9日には、マスク着用義務の撤廃を首相の口からサプライズ発表あるんちゃう? なんて私も密かに期待していましたがそれももう無理でしょう。

こっちは最近悪気なくバスが走ってないバス専用レーンを走って罰金払わされたのにしょうもないルール違反した奴も確かにムカつくけどそれと同じくらいムカつくことは、そんなKTVの見えない店内でルール違反が起こるのは容易に予想できたとして、市民の皆さんはそれらを厳格に取り締まらなかった政府の対応にも不満と言うことでわけのわからんことになっており、このニュースを報じるCNAのYouTubeチャンネルのコメント欄には、KTVで違法就労した外国人は強制送還しろ(どうせそうなるけど)とか、そもそもなんで外人入れたんや外人入れるなとか、医療費全額自己負担にさせろ、警察はもっと強制踏み込み捜査しろ、KTVの経営者も客にも厳罰を、ていうか牢屋にぶち込めなどと、「栄養たっぷりで、十分に保護され、人間性を奪われ、憂鬱症にかかった大衆人」(E. フロム『反抗と自由』[1981])が下劣なコメントを残していることで、そんな輩が経済格差ダム発電の恩恵を受けながら構造的問題や人種差別に無自覚なまま呑気に更なる隷属を望む様を見ていると、全体主義の足音がいまだに鳴り止まない現実に、薄寒い思いがするのでした(シンガポール政府は厳しいと言われる反面、清濁併せ呑むバランス感覚に優れた一面もあり、適切な対応を期待したいです)。

言い換えれば、いちいちしょうもないコメント書くな全身コンドーム被せて窒息さしたろか、こっちは黙ってルールがある以上ルールに従いつつもせめて人間的な生活をしたいのにしょうもないことぬかしてこれ以上シンガポールが息苦しい場所になったらどうしてくれるボケカス、という心境であって、当然KTVには行けないので、仕方ないからカラオケで歌う曲、それも強い女性が歌い上げる曲、失われたナイトライフへの郷愁を誘う曲を選ぶハリラヤハジの休日の今日、これらの曲を踊りながら歌えるのはいつの日になるのか、絶望のきわみでキモすぎる妄想をしていました。


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いや〜、皆さん、男が絶対に敵わん、かっこいい女性ばかりです。

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